筑波大学|大学院数理物質科学研究科|化学専攻

 
  
             
  流れを創る研究を目指す  ー当研究室を志望される方へ      
       
   
有機合成化学の分野では、目的の反応を促進するとともにこれを制御し、望みの物質のみを効率よく合成することが重要な課題です。このために私共は、有機金属化合物および含フッ素有機化合物を取り上げ、金属やフッ素の特性を活用して反応設計を行うことで、新しい発想に基づいた合成手法を提案してきました。なかでも、その「物性」が広く利用されている含フッ素有機化合物に対し、「反応におけるフッ素置換基の特性」に注目した独自の観点から、これを積極的に活用する反応を展開しています。
   
     
   
目指すものは、元素の特性を活用する独創的な有機合成反応の開発と、特異な構造により機能を発揮する有機分子の創製です。これらを通じ、有機化学の基礎となる概念を生みだすとともに、新たな分野の開拓を夢見ています。中身を見ただけで誰の仕事かわかるような研究、流れ(研究分野・流行)を創るような研究を日々心掛けています。
           
   
夢を実現するために、楽しいなかにも厳しさがあって、活気のある研究室づくりをしています。それには、メンバー個々の意識を高めていくことが大切です。自己のなかから湧きあがるインナープレッシャーをもって、自発的に行動する研究者の育成が目標です。
           
    我こそはと思う方の参画を歓迎します。豊かな自然に恵まれた私共の研究室を、是非一度訪問してください。
           
 
              
 
     
    卒業生の就職先
       
 

 

  産業技術総合研究所・アグロカネショウ・旭化成ケミカルズ・亜細亜工業・味の素ファインテクノ・宇部興産・協和発酵ケミカル・クレハ・廣貫堂・信越化学・大正製薬・武田薬品工業・ツムラ・ディーエイチシー・東ソー ファインケム・東洋合成工業・東洋紡・東レ・日油・日本ゼオン・富士フィルムグローバルグラフィックシステムズ・ブリヂストン・丸善石油化学・マルハニチロ・みどり化学・リンテック
     
    これまでに受け入れた他大学出身者の出身校
     
     博士後期課程(博士号取得) 宇都宮大学・北里大学・倉敷芸術科学大学・佐賀大学・東京大学
       
     博士前期課程(修士号取得) 茨城大学・茨城工業高等専門学校専攻科・岩手大学・群馬大学・埼玉大学・島根大学・信州大学・東京大学・東京理科大学・富山大学
      新潟大学・広島大学・北京理工大学
       
    博士論文・修士論文・卒研論文 題目(例)
       
    博士論文  
     ・ ジフルオロカルベンを用いた触媒反応によるジフルオロメチレン化合物の選択的合成 (平成27年度)  
     ・ β-フッ素脱離の制御に基づく含フッ素有機金属錯体による炭素−炭素結合形成 (平成26年度)  
     ・ 高性能次世代リチウムイオン二次電池のための負極および電解液添加剤の開発 (平成23年度)  
     ・ Studies on Syntheses of gem-Difluorovinylic Compounds and Their Applications (平成22年度)  
       
    修士論文  
     ・ ジフルオロアレンの求電子的活性化による位置選択的結合形成 (平成27年度)  
     ・ ジフルオロアルケンのドミノ環化による高次PAH合成とその触媒化 (平成27年度)  
     ・ β-フッ素脱離を用いたアリル位炭素−フッ素結合活性化を経る環化反応 (平成27年度)  
     ・ フルオロアルケンの反応性を活用する含フッ素七員環の構築法 (平成27年度)  
     ・ フルオロアルケンの酸化的カチオン環化による置換アセン合成法 (平成27年度)  
     ・ プリンタブルエレクトロニクスを指向するピンポイントフッ素化フェナセンの設計と合成 (平成26年度)  
     ・ 位置選択的ジフルオロアリル化を経る環フッ素化ヘテロ環化合物の簡便合成 (平成25年度)  
       
    卒研論文  
     ・ 金触媒を用いたジフルオロアレンの位置選択的[3+2]付加環化によるフラン環構築 (平成27年度)  
     ・ 銅ジフルオロカルベン錯体の[4+1]付加環化による含フッ素ラクタムの位置選択的合成法 (平成27年度)  
     ・ 酸触媒を用いたタンデム型カチオン環化−脱水による高次多環式芳香族炭化水素の合成法 (平成27年度)  
     ・ ピンポイントフッ素化フェナセン類縁体の合成と物性 (平成27年度)  
     ・ ジチオエステルのジフルオロメチレン化による硫黄置換ジフルオロアルケンの合成法 (平成27年度)  
     ・ マイクロリアクターを用いるトリフルオロメチルビニルリチウムを鍵中間体とする反応開発 (平成26年度)  
     ・ ニッケル触媒によるジフルオロプロペン誘導体のアリル位炭素−フッ素結合活性化 (平成26年度)  
     ・ トリフルオロメチルアルケンと二点求核種のドミノ反応による含フッ素炭素環構築 (平成25年度)  
       
    連絡先・研究室見学の申込み先
                 
      市川淳士 教授           MAIL: junji@chem.tsukuba.ac.jp    TEL:029-853-4237    居室:自然系B棟 510室
        (@は半角をお使い下さい)